2008年2月9日土曜日

別大マラソン〜レース当日・10kmまで



レース当日の起床は7時。関東とは日の出の時刻が全然違う。やっと7時ぐらいから明るくなり始める。スタートが12時というのがエリートマラソンのいいところだ。ゆっくり準備ができるし、朝食もゆっくりでいいし、体も無理に起こす必要がない。
天気予報は曇時々雨とのことだから、念のためにターサージャパンに防水スプレーを念入りに施した。風は徐々に北西の風が強くなるとの予報だから、後半が追い風になる。逆よりははるかによい。向かい風の前半は集団に潜んでいればいいのだから。
朝食は9時からホテルのバイキング式。高炭水化物にこだわらず、少々緊張し始めていたので、消化のよいと思われるものを普段通りの量だけ食べた。
競技場には10時半すぎに到着。一次コールが始まっていたのですぐ2階の選手控え室(室内練習場)からトラックに下りたが、全選手がナンバーカードのついたランシャツを持って長い列をつくって並ぶ、という他のマラソンでは見られない光景だった。
奥武蔵道場のお仲間や、うしろぐちRCの知人と挨拶をかわした。
11時前から体操、ストレッチング。トラックの一番外(8コース)を1周歩いて1周ゆっくりjog。最近のフルマラソン前はウォーミングアップはこれだけにしている。最初の頃はこれだけでは足りないのではないかと心配だったものだが、今ではこのやり方に自信を持っている。せっかく貯めたグリコーゲンや体内水分を出してしまっては意味がない。数日前からのウォーターローディングも効いていて、ちょっと水分を摂るごとに30分おきにでもトイレに行きたくなる。トイレに長蛇の列ができないのもエリートマラソンのいいところだ。
30分前にはランシャツに着替え、アームウォーマーを装着し、乳首に絆創膏を貼り、肩や大腿の露出部にワセリンを塗り、バームウォーターとソロン(胃薬)と芍薬甘草湯とアミノバリューを飲み、ターサージャパンを履き、ほぼ準備完了。最後にもういちどトイレに行って、コートを控え室に脱ぎ捨ててトラックに出たのがスタート10分前。
日差しもさして、思ったよりも暖かく、風もない。東京では大雪で青梅マラソンが中止になっているとのニュースが入っていたから、好コンディションで走れること自体を幸せに思いつつ、目標はあくまでも関門を通過しての完走、と自分に言い聞かせた。スタート場所は、大雑把なナンバーカードの区切りではなく、きっちりナンバーカード順に横並び順も決められる。これは初めての経験だった。
スタート直前にこれまたいつも通りにスニッカーズ1本を口に放り込む。
12時きっかりにスタート。競技場から外へ出ると追い風である。自分と同じくらいのナンバーカードの選手をさがしてペースをつかもうとするが、どうしても早くなってしまうのを抑える。5kmが19分32秒と少々早すぎる。抑えようと思うが、あまり抜かれっぱなしになるのもいけない。結局同じような位置関係のまま走っていくと10kmまでは19分22秒とさらに早くなってしまった。オーバーペース気味ではあるが、楽にこのペースについていけているのでひょっとすると調子がいいのかもしれないので、無理に急激に落とすことはやめて流れに任せることにした。ちなみに序盤の給水ポイントでは既に先行ランナーが取ってしまっていてドリンクがなく、路上に投げ捨てられているペットボトルを拾う選手がいたり、それを他の選手にも手渡しで回していく美しい光景が見られた。このあたりは大会主催者にも工夫して欲しいところだ。

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