2009年3月28日土曜日

時のかさなり


アンマンまでの途中で一気に読んでしまったのがこの本。以前、ストリームのブックレビューでトヨザキ社長が熱をこめて紹介していて、アマゾンで即購入していたもの。今回の長旅に満を持して持参した。
全体は4章に分かれていて、2004年カリフォルニアに住む6歳のソルの独白、1982年レバノン戦争さなかのハイファに移り住むランダル(ソルの父)の独白、1962年トロントで祖父母に育てられる少女セイディ(ランダルの母)の独白、最後に1944年ナチス統制下のミュンヘンに住むクリスティーナ(セイディの母)の独白、から成る。4世代の6歳の少年少女を通して遡りながら語られる一族の60年の物語の中から、響き合い絡まり合いながら明らかにされる真実があった・・・という内容。
たまたまヨルダンの隣のイスラエルも舞台になっており、ベストタイミングだった。圧倒されて読了した後、前の章に戻っていくつもの伏線を確認したくなる小説というのは貴重である。
ナンシー・ヒューストン著、新潮クレストブックスから出ている。おすすめ。

さてそのTBSラジオのストリーム。ランニング時のお供に欠かさずpodcastを聴いていたのだが、今週で放送終了。昨日最終回をダウンロードした。「コラムの花道」や「週刊ブックレビュー」など新鮮な知的刺激をいただいていただけに、放送終了は残念至極。

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