2009年4月24日金曜日

脚がつったときどうするか

腓腹筋の痙攣時の対策法である。マラソンレース時ばかりでなく、夜明けに寝床の中で下腿がつった経験のある方も多いだろう。
以前は僕もつった側の下肢を伸ばし、手で足指を懸命に背屈させて痙攣している腓腹筋を伸ばすようにしていた。ところがこの伝統的かつ一般に広まっている方法ではなかなか痙攣がおさまらないことが多い。
即効性のあるのは、膝下すなわち腓腹筋の上端にあたる位置で、下腿を細い紐などを用いてぎゅっと締め上げる方法だ。紐が手近になければ、痙攣している腓腹筋の上端縁を親指でぎゅーっと押しつけてもいい。
これでつりかけているのはすぐ止まる。止まれば、下腿を伸ばすよりもだらんとゆるめて、すなわち足指を背屈でなく伸展させて、軽くマッサージして腓腹筋のこわばりがとれるのを確認すればよい。これですぐに走り出せる。

2 件のコメント:

diabro さんのコメント...

テニスを長年してます。この頃年のせいか、シングルスで長い試合をしたり、勝ち進んだりすると脚がつることが出てきました。私ものばしたり、指を反らしたりごまかしながらまたプレイに入るのですが、一回つってしまうともう駄目ですね。それでも何とかリタイアせずいつも戦っています。先生がかいていらっしゃる痙攣の場所はふくらはぎの事ですか?(すみません、医学用語知らないので)私はよく足の指がつるのですが、伝統的でない方法があったら教えて下さい。

難波 聡 さんのコメント...

ふくらはぎのことです。
足の指がつる経験はありませんので的確なアドバイスはできませんね・・・。すみません。
ちなみに多くの医師ランナーが、痙攣防止に芍薬甘草湯という漢方薬を持って走っていますよ。これは確かにもう少しでつりそう、というときに効きます。